だいすきの伝え方






ドンッ

「あ、すいません」



誰かと肩がぶつかって、
ようやく我に返る。




騒がしさは変わらないけど、
もう目の前にあの人はいなかった。







「ゆりちゃん、同じクラスだねっ!」


あ、
そうだクラス…!



私は、再び昇降口を目指した。






< 9 / 18 >

この作品をシェア

pagetop