条件恋愛
「ねえ、しーちゃん。前に言ってたイケメンくんとどうなったの?」
『ん〜?フラれた。……沙良ねぇ、それが聞きたかっただけでしょ!』
「だって最近話してないから、いいじゃないの。」
「あらあら。なーに、紫春さん。卒業前の甘酸っぱい想い出ね。」
『もう、先生まで!』
沙良ねぇに出してもらった紅茶を飲みながら、ガールズトーク。
10代、20代、40代と、年齢層はバラバラだが、いくつになっても恋バナは楽しいらしい。
フフフと綺麗に笑ながら、永山先生はそういう。
そんな時、コンコンとノック音がし、失礼しますと入ってきたのは土屋先生だった。