蜜色トライアングル ~String of origin



由弦は艶っぽい瞳で木葉の目を覗き込む。

目尻に涙をため、髪を振り乱した木葉は――――壮絶に色っぽい。

その目に煽られ、由弦は自身が勢いづくのを感じていた。


「確かめてみるか」


由弦は木葉の体を抱き起し、自分の膝の上に乗せた。

ちょうど木葉を後ろから抱きかかえるような格好だ。


そのまま足で木葉の膝を割り、大きく左右に開かせる。

木葉の濡れた部分が窓ガラスに映し出された。

そこは由弦の指の動きにあわせ、ひくひくと蠢いている。


「……っ!」


ねっとりとした透明な液体がシーツに零れ落ちている。

慌てて足を閉じようとしても、由弦の足がそれを拒み、閉じることができない。

窓ガラスに映る自身の姿に木葉は叫んだ。


「イヤ、やめてっ。見ないでっ」

「ダーメ。ちゃんと確認しないとな?」


由弦は木葉の腕を自分の二の腕で抑え込み、両手の指を木葉の濡れた部分に伸ばした。

片手で花芽を、片手で潤んだ中を刺激する。

逃げられない快感に木葉は絶叫した。


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