蜜色トライアングル ~String of origin



くすりと笑い、由弦は木葉の腰を後ろから掴んだ。

そのまま木葉の体を前に倒し、ぐっと後ろから突き上げる。

体勢のせいか一気に深い部分まで埋められ、木葉は嬌声を上げた。

ゆっくりとしたその動きは、やがて早く、激しくなっていく。


「……っ、……あっっ!!」

「……木葉……っ」

「あんっ、……はっ、ぁあっ……」


何度も感じる部分を擦られ、繋がった部分から強烈な快感が広がっていく。

木葉はたまらず声を上げた。

逃げようと思っても、腰を後ろからしっかり掴まれているので逃げられない。

勢いをつけて深く突き込まれ、体の奥から快感が迸る。


「……っ、もう……ゆづるっ……」


切なげに声を上げる木葉に、由弦はくすりと笑う。

その瞳は情欲に濡れ、とても妖艶だ。


「……っ、イカせてほしい? ……木葉……」


言葉とともにぎゅっと後ろから胸を掴まれる。

木葉は息も絶え絶えに叫んだ。


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