蜜色トライアングル ~String of origin
くすと笑い、由弦は木葉の顔を覗き込んだ。
次の瞬間。
「――――っ!」
足の間に指を入れられ、木葉は悲鳴を上げた。
――――とてつもない異物感。
まだ何も入れたことのないそこは、由弦の指をきゅっと締めつける。
木葉は目尻から生理的な涙を流し、悲鳴を上げた。
「やだっ、抜いて……っ」
「……思ったより狭いね。あいつの入れたわりには……」
まだ1本しか入れてないのに、壁が指を圧迫する。
由弦はそのまま中を確かめるようにぐりぐりと指を動かした。
「ったっ……やめっ……」
「本当に狭いね。……まるで処女みたい」
由弦は指を引き抜き、入り口の両脇に指を置いた。
ぐっと上に引きあげると、奥に隠れていた花芽が顔を出す。
桃色の可愛らしいそれを、由弦は指先で弾いた。
「……っ!」
突然の快感にビクッと背中が仰け反る。
木葉の反応を見、由弦はうっすらと笑った。
その瞳は熱に浮かされたように木葉を見つめている。