ホストなんて大嫌い!?
最悪な出会い
「ごめん、他に好きな子ができたんだ」
私の前から、立ち去る彼氏。
いや、数秒前まで彼氏だった元カレ。
私、佐藤日菜(さとうひな)は
高2へ進級を目前に失恋。
本気で付き合ってたはずなのに
なぜか涙は出てこなくて…
「また、新しい男でも見つければ良い。」なんて
自分の中で開き直ってた。
『今日は友達の家に泊まる』
慣れた手つきでお母さんにメールを打つ。
もう日は暮れかけていて、空はうっすら赤く染まっている。
さっきまでたくさんの子供でにぎやかだった公園は
すっかり静まり返っていた。
“メールを送信しました”の文字を見て
目に入ったストラップ。
「おそろいじゃん・・・」
元カレとおそろいだった事を思い出して
そばのゴミ箱に投げ入れた。
が、見事ふちに当たり、そばに落ちる。
「最悪・・・まじついてない」
重い腰を上げるとほぼ同時に
投げたストラップが地面から消えた。
「えっ・・・?」
「うわぁ、なんか蹴った」
突然現れた、男の人。
男の人が蹴ったストラップは
公園のふちの下水道に落っこちた。
「お前の?」
突然私に視線が向けられる。
整った顔立ち、明るい髪、耳に開いた無数のピアス。
「大丈夫です、要らない物なので」
「あそ。じゃ、きちんとゴミはゴミ箱に入れろよ
小学校で習わなかったのか?」
嫌味な言い方。
さすがにイラッと来た
私の前から、立ち去る彼氏。
いや、数秒前まで彼氏だった元カレ。
私、佐藤日菜(さとうひな)は
高2へ進級を目前に失恋。
本気で付き合ってたはずなのに
なぜか涙は出てこなくて…
「また、新しい男でも見つければ良い。」なんて
自分の中で開き直ってた。
『今日は友達の家に泊まる』
慣れた手つきでお母さんにメールを打つ。
もう日は暮れかけていて、空はうっすら赤く染まっている。
さっきまでたくさんの子供でにぎやかだった公園は
すっかり静まり返っていた。
“メールを送信しました”の文字を見て
目に入ったストラップ。
「おそろいじゃん・・・」
元カレとおそろいだった事を思い出して
そばのゴミ箱に投げ入れた。
が、見事ふちに当たり、そばに落ちる。
「最悪・・・まじついてない」
重い腰を上げるとほぼ同時に
投げたストラップが地面から消えた。
「えっ・・・?」
「うわぁ、なんか蹴った」
突然現れた、男の人。
男の人が蹴ったストラップは
公園のふちの下水道に落っこちた。
「お前の?」
突然私に視線が向けられる。
整った顔立ち、明るい髪、耳に開いた無数のピアス。
「大丈夫です、要らない物なので」
「あそ。じゃ、きちんとゴミはゴミ箱に入れろよ
小学校で習わなかったのか?」
嫌味な言い方。
さすがにイラッと来た