ホストなんて大嫌い!?
「No.1なんだね。」

「まぁな。ほら、入るぞ」

初めての場所に驚きを隠せず

キョロキョロしていると、チャラ男に呼ばれた。

「あ、はい!」

…なんでこの人に敬語を使ってるのだろう。

「ぷっ」

…ドキッ

チャラ男の笑った顔、始めて見た。

こんな風に笑うんだ。

「そう言や俺、お前の事なんも知らない。」

「佐藤日菜。」

「了解、日菜ね。

俺の事は瞬でいいよ。

てか、身分証明書準備して?

免許証とかあるだろ?」

「は?

あたし16歳だよ?」

「まじかよ。

20歳ぐらいかと思ってた。

しょーがない。

口裏合わせろよ。」

仕方なく頷き、入店した。



< 5 / 22 >

この作品をシェア

pagetop