銀色の、雨ふる国

ぼくの親友だったセシルも


住む家をなくして

1年前、家族で別の土地へと移って行った。


大好きな灰色猫を連れていく事が出来ないなら行きたくないと

その猫を胸に抱いて家出してきたセシルと

ぼくはオトコ同士の約束をして

灰色猫のローザを預かった。


いつか、ここに戻ってくるセシルの代わりに

ぼくが、大切にローザを育てることを誓って。




ほんとうは・・・





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