銀色の、雨ふる国

『いつか』なんて来ないこと

セシルもぼくも、知っていた。



そして・・・



『どうにもならないコト』

それすらも、ぼくらは知っていて




せめてもの希望を言葉に託して

『またね』

と、声に出して、別れた。


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