銀色の、雨ふる国
ぼくらの国がなくなったあの日から
この惑星-ほし-の現状は、まだ何ひとつ変わってなんていなくって
今でも銀色の雨はふり、あちこちで天災は起こり続けている。
けれど、そんな中でも
灰色猫たちは生き延びる術を見つけ
他の動植物たちも
その環境にのまれずに
その環境を受け入れて、生きている。
だからこそ、その先に
彼らの『道』が開き
そしてそれはもしかすると
ぼくらの探す『未来』にも、つながっているのかもしれない。