うらやましいの反対(?)



「姉ちゃんは彼氏できねーな」


「………うざ」


「できねーとかじゃなくて作んねーだけだよな」


「関係ないでしょ」


「俺のダチほとんど姉ちゃん狙いだったんだぜ?」


「は?初耳!!!」


全然知らなかった

大地の同級生に告白もされてないのに



「だって俺が許さなかったもん♪」



「もん♪じゃない……」


それだから知らないわけだ


「みーんな姉ちゃんに会いたいだの、告ってもいいかだの、ふざけんじゃねっつの」


「………ははは」


「笑い事じゃねーから。家に遊びに来るときとか姉ちゃん帰ってきてるから確認してから家に入れてんだからな。」


「まっまじっすか…」


「リビングに下着とか干してるのも取ったりしてたんだからな」


「…まじでか………すみません」


「まっ。姉ちゃんに変態が近寄るくらいだったらおやすいごよう。」


「変態って…」


「変態だろーが。」




「だいちゃん、華純!ご飯よ〜」


「わーい!ママの料理〜!」



全く………ふふ

かっこつけたり甘えたり
一体なんなんだこいつ




大地とは友達みたいに仲良くしてます


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