うらやましいの反対(?)

kasumi。



――kasumi。


「華純ー…顔赤くない?」


昼休み。
なんだか体がだるい。



「なんか体ボワーってする」


「いつから?熱あんじゃないの?」


「へぇ?無いって!」


「…って言って小学校のころから熱出してきたでしょ」


「よく覚えてるね…」


「もーいいから保健室行ってくれば?」


「行ってくれば?って由梨ついてきてくれないの?…」


「あと3分で午後の授業始まるし。」


「………………まだどこに保健室あるか分かんない」


「歩いてたら着くでしょ。早く行って」


「…はい。」


私はふらつく体を起こし保健室に急いだ。


< 18 / 22 >

この作品をシェア

pagetop