ずっと待ってる
本当の恋人になりたい
約束をして以来
彼女はいつも通話してくれた
夜にメールをしてくれるようになった
僕はメールが苦手だった
文章を簡潔にまとめることができない僕は
いつも長文になっていた
ある日いつものように通話していると
「ちょっと待って?」
そう言って彼女は通話を切った
僕は
ああ、用事か
それくらいに思っていた
そんなことが何回かあって
ある土曜日朝から通話している途中で
僕は食器を洗いに通話中に席を立った
数分後
通話に使っているヘッドセットに耳をやると・・・
あえぎ声が聞こえた
僕の頭は大混乱した
なんで?なんで?なんで?
確かに仲良くなって僕は親父ギャグ的に
どうなの?
とかきいてたけど・・・
少しして声が落ち着いてから
「ただいまー」
いつも通りに挨拶をして今戻ったように演技した