ずっと待ってる
届かなかった贈り物
3月
彼女は二つの学校を受験する
一つは彼女の夢が最短でかなえられるであろう高校
もう一つは公立校
僕はその話を聞いて
「夢をかなえたいんでしょ?」
彼女は
「うん」
彼女は子供たちを相手する職業につきたいらしい
「でもお金が・・・」
そういうことのようだ
世の中には特に夢もないのに
たくさんの学校を受験する人も多いのに
お金と距離の関係で二つになったらしい
「夢かなえなさいな」
僕は言葉をかけた
彼女の気持ちもわからないで