青空の恋
アーチをくぐりぬけて

椅子にたどり着き一安心。

式が始まり、名前の点呼が

始まった。自分の、名前が近づくたびに

緊張した。前の子の名前が呼ばれ

いよいよ名前が呼ばれるな・・と

手に汗がにじみ、ぎゅ・・と

手に力を入れ返事をした。

案外、大きな声が出たので

安心した。式は、長く

眠くなり、でも我慢しその連続だった。

式が終わり、担任や顧問の名前が呼ばれていた。

私のクラスの、担任はとても気さくで

面白く、ちょい天然な先生で生徒には

人気があった。

教室に戻り、一人一人の自己紹介が

始まり、その間私は

ただ一人・・・アイツを見ていた。


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