青空の恋
____キーンコーンカーンコーン

鐘が鳴り、廊下にいた生徒も

小走りで、教室へ戻ってきた。

今日は、3時間で帰宅できる。

多分、今日はみんな

友達と遊ぶんだろう・・・。と

想い、私は急いで帰り支度を

始めていた。

「さよーならあ!」の声と同時に

みんなは、廊下へ走りながら

出て行った。

私は、遊ぶ約束なんかないので

みんなより、遅く教室を出た。

_ドカッ

「あ、、痛っ」

「あ、わりぃ・・・」

私に、あたってきたのは

憧れの彼だった。

肩が、ジンジンするけど

痛い気持ちより

すごく・・すごく嬉しかった。

私は、その場で立ち止まり

うつむいて小走りで歩き出した。

私の名前を、呼んでる人もいるけど

そんなことより、さっきの

光景を思い出してしまう。

これって、恋かな?



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