蜜色トライアングル ~Winter Blue



「……木葉……」


木葉は少しでも自分を男として見てくれているのだろうか?

……ずっと傍にいて、と言った木葉。

冬青は木葉の望みを叶えるためなら、どんなことでもできる。

だから……。


――――木葉の心が、知りたい。


冬青は脳裏に浮かんだ木葉の姿に、そっと目を閉じた。


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