蜜色トライアングル ~Winter Blue
翌日の夕刻。
木葉は食事を済ませた後、部屋の荷物を整理していた。
兄が持ってきてくれた衣類や食品を手際よく袋につめていく。
――――兄が戻ってきたら、帰ると言おう。
そう思いつつ片づけをしていたが、兄はなかなか帰ってこない。
体を動かして疲れてしまったので、木葉は夕飯を取り、シャワーを浴びた。
明日の朝になれば、兄はいるはずだ。
今夜言えなかったら、明日言おう。
そう思い、木葉はパイプベッドに横になった。