蜜色トライアングル ~Winter Blue



「おっ、おにいちゃ……っっ」

「木葉、なぜ逃げた?」

「……えっ……」

「言え」

「……っ!」


手を縛られているので、どうすることもできない。

快感でぶるっと揺れた胸を、冬青が唇で刺激する。

中に入れられた冬青の指が木葉の急所を次々と襲っていく。

大きすぎる快感に木葉は絶叫した。


「……も、もうっ、……やめてっ……」

「……木葉、言え」

「にっ、逃げてなんか……っ!」


涙を流し、背を仰け反らせて失神する。

崩れゆく木葉を、冬青の凄艶な瞳が見つめていた……。


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