甘い夢、苦い罠

「もしかして……オレの後ついてきちゃった?」

「なっ!そ、そんなわけ……」

一応否定するも、強く言えない。

私の慌てふためく姿を見て、男は不敵に微笑んだ。

「そっかぁ……そうなんだ……」

「だからっ!違うって!」

言えば言うほど情けなくなってくる。
いっそのこと、正直に話した方がいいのだろうか。

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