好きだよ。
次の日の朝。


真っ先に私に笑顔で声を掛けてくれた。

「雪菜ちゃんだっけ?おはよ。ね、昨日出された課題やってきた?」


私は

「…おはよ。課題やってきたよ?見る?」




ってちょっと緊張しながら答えた。




鞄からノートを出す時に緊張してたせいか床に落としてしまった。




「ほら、落としたぞ。」


そう言って雅翔は拾ってくれたね。



私の字を見ながら
「綺麗なノートだね。整理してちゃんと書いてあるし。俺、ノートちゃんと書ける子大好きなんだ。」


って屈託のない笑顔で言った。




私はその笑顔にまたドキドキしてしまった。
< 4 / 16 >

この作品をシェア

pagetop