隣の席のオオカミ!【完】
まだ2人はくっつきながら、歩いてる。


「ホント、仲いいねー」

「違ェよ! コイツが勝手にくっついてくっからだ!」

「──あれ、葉山と稲田じゃね?」

え?


後ろから声が聞こえてきたから、みんなで振り返る。


そこには、数人の男の子がいた。

すぐに不良だってわかった。


すると、葉山君と稲田君は私の前に出てきた。


「……あァ? 誰だよ」

そして真っ先に口を開いたのは、葉山君だった。
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