隣の席のオオカミ!【完】
「知らないの、無理もないよ。あの最強の不良のお気に入りに、手ぇ出したら何されるかわかんないからね……」

初音はうんうんと何度もうなずいた。


そっか。

恐れられて、何もないんだ……。


「未央、気をつけなよ? 生徒会、なんか企んでるらしいから」

そうなんだよね……。


葉山君を体育祭に出させるために、こんなことしたわけだし。


あの生徒会長、何考えてるの……?


明日、生徒会室に行って、話を聞いてこよう。


< 50 / 156 >

この作品をシェア

pagetop