最愛の人へ。







いつからか貴方という存在を、
目で追っている私がいました。


だけど、これは恋じゃない。


何度も、自分にそう言い聞かせていました。


学年も、学校も違う。
アドレスも携帯の番号も、
何も知らない。


そして何より、彼女がいる。


叶うわけのない相手に、もう恋なんて


したくない。







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