家族☆ごっこ★
送らせるよと言ったけど もうこれ以上
先輩とかかわるのはやめときたかったから 
慌てて 帰ってきた。

地下鉄を降りて 多少の罪悪感の中 光に電話。

「何 食べたい?」

「う~~~ん。肉じゃがとか作れる?めちゃ和風がいい。」

そんな言葉に奮起する私。
よかった~~今までの日々が 無駄じゃなかったことが
嬉しかったりする。


辛かったけど 人生を恨んだことばっかだったけど
そこそこ料理が作れる 喜んでくれるのが光だったりすることが
最高に 今 幸せだなって感謝した。


「おかえり。」

光が信之介とゴロゴロしていた。

「不健康だね~。」

「たまには 動きたくないよ。外は暑い?」

「うん。夏になるぞって感じ。」

「そっか~。」

「夏は好き?私は苦手・・・・。」

[俺は好き。冬が苦手。」


なんだ・・・ちょっと気が合わずにガッカリした。


「さて~~作るかな~。」

信之介の頭を撫ぜると ニコニコ笑った。

「毎日なんか大きくなるよね。」

「ほんとだよな。俺らも成長してんのかな。」


してるよ…。私のここが
光を大好きって どんどん大きくなってるもん。
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