家族☆ごっこ★
早めにお風呂を済ませて 光と信之介も
食卓についた。

今日は幸せな気分。
まるで 私たち 家族みたい。

家族っていうのは 即席のきょうだいじゃなくて
愛し合った二人に 宝物が増えた家族。

信之介もお座りが上手になったから
ベビー用のイスに座らせることにした。


信之介も御機嫌で テーブルをバンバン叩く。


薄味にして肉じゃがを口に入れると
目をまんまるにして また大きな口を開けた。

「美味いか~~?」
めっちゃ喜んでる。
うまくないフードよりよっぽど美味いと見えて
信之介は 光が食べる暇がないほど 催促をしてくる。

そんな二人を見ながら幸せな私。

「琴子 天才。めっちゃ美味い!!
また 作ってよ。」

光も美味しそうに食べてくれた。

おじのところでイヤイヤ作っていた食事だった。
でも 大好きな人が食べるために
作る料理がこんなに楽しいってこと

知った自分が最高に嬉しかった。


「よかったな~琴子が料理上手でさ。」

光がそう言って笑ってくれた。
< 132 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop