家族☆ごっこ★
しばらくして光が戻って来た。

「眠い・・・・・。もう寝るかな。
琴子は?」

「あ 私も寝るかな。」

「じゃあ・・・・またここで寝る?」


うれしくて飛びそうになった。

「うん・・・・。二階行くのめんどいし・・・・。」


光がソファーをベットにした。

静かに信之介のベットを移動させて横におく。


「暑いからバスタオルでいいよね。」

「うん。」

高鳴る胸。

家族だから・・・・家族だから・・・・
心臓を抑える。

電気を消して 光の横に寝転がる。

好きな人とこうやって一緒に寝れるなんて
いつまでもこの幸せが続くといいな。
いつか 家族ごっこじゃなくて
恋人として……光と眠る日が…来たらいいな・・・・。


「明日 ちょっと出てくるから
信之介 頼める?」


「え?あ もちろん・・・・。部活?」

「テスト前だから休み・・・。
ちょっと買い物したいんだ。すぐ戻るよ。」

「うん かまわないよ別に。」

ちょっとガッカリした。
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