家族☆ごっこ★
高校生の時 二人は付き合ってたと知ってビックリした。
小野崎氏は 裕福な家の息子で頭もよく才能に満ち溢れ
反対に 光の母親は 母子家庭で その母親は次々と男を作っては
別れてを繰り返して 光の母親は暗い子だったようだ。

そこを知りたいっておもったけど
そんな二人がなぜか 恋におちて 真剣に付き合ってたけど

小野崎氏が卒業後 夢を叶えるために
アメリカの大学に進むことが決まり
いろんな障害が二人を引き離したらしい。

それから二人は別々の人生を歩んできたけれど
たまたま再会して 閉ざした光の母の心を
小野崎氏が 猛烈アタックで ものにした。

「小野崎さんの存在は 最初 俺を混乱させたけど・・・
でもほんと あの人の大きな心は 俺を感動させてくれた。
男として 人間として 見習うとこがたくさんある。」

「なんかでも 私の知ってる父親は
自分勝手 家庭を顧みず 好きなことばかりをしてて
母親はいつも泣いていたって・・・・。」

「確かに・・・仕事に関してはそういうとこ
あるかもしれないけどさ・・・一度見てみたら?
図書室にもあるよ 小野崎さんの本。」

「ほんと?写真家っていうのは知ってるけど・・・・。」

「かあさんはきっと今 めっちゃ幸せなはず。
信之介もそのうち…連れていくと思う。
信之介だって両親必要だからね。今はまだ そんなに
記憶がないだろうからさ…ちゃんと俺が親代わりになって
その間だけでも かあさんが好きな人の前で
女でいられる時間を作ってやりたいって思った。
気づくの遅いけどね・・・・。」

光の目に涙が見えて・・・・私は強烈に
光が愛おしいと思った。


「俺ってさ ほんと悪魔のような人間だったからさ
自分のことしか考えてなかった。
差別されるのは かあさんのせいだって憎んでたから。」

次の瞬間 体が本能で動いていた。
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