家族☆ごっこ★
この一件から 不幸にも私も恋心は募る一方で・・・・
家族としてだけの私を 光が受け入れてるのも
全部わかってるのに……


あきらめなきゃって思ってるのに
反対に想いは募る・・・・・。

光はあれから まためっちゃ甘えっ子になった気がする。

嬉しくて ワクワクするけど
でもそれがとても 虚しかったり…切なかったり…。


信之介を抱いてると

「琴子 俺もダッコ~~~。
信之介ばっかずるいっしょ。」なんて鼻血が出そうな
言葉の連発も……私は 必死に家族として言葉を探す。


「バカなおにいちゃんですね~~信は絶対こんな子に
なっちゃダメだからね~~。大きいくせにダッコだなんて
信之介 バカにしてあげなさい。」

「琴子ぉ~~~俺も ダッコ ダッコ!!」

ふざけていってるのは百も承知・・・・。

だけどこんな言葉に異常に萌える私がいる。


「バカじゃないの。」

そう付き離しては ドキドキする自分・・・・・。
警戒心を全てとりさった 光が素直に笑う。


「大好きだよ 琴子。」


あ~~~これが女として言われた言葉なら
どんなに幸せなんだろ 私。
< 143 / 271 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop