家族☆ごっこ★
「聞いていい?
光が私から 離れた理由は 淳くんのこと?」
「輝紗貴は残酷なくらい鈍感だからって言ってた。
先輩の話をする輝紗貴に やきもちを焼くくらいだったって。
輝紗貴は 先輩を愛してるって。」
「だって従兄のお兄ちゃんだもん。
おじさまにもおばさまにも 娘みたいに
可愛がってもらって…それなのに…恋人になってなんて
そんなこと思ったら罰が当たるわ。
そう 淳くんはいつも私を支えてくれた。
泣けば泣きやむまで頭を撫ぜてくれた。
一緒にいてって言ったら朝まで トランプしてくれて…
だけど 従兄だもん…。」
「光はそんな気持ちに感づいて 辛かったって言ってた。
好きな子には 自分よりもっと好きな人がいる。
それが友人だったりしたら
それはとっても辛いよね。
輝紗貴が大好きだったから 幸せになってほしかったから
その役目が自分じゃないから
姿を消したんだと思う。
光ってそういうヤツだもん。」
「私はずっと光に会いたかった。
会って どうして急に嫌いになったのかを
知りたかった……。」
「嫌いになったんじゃないよ。
輝紗貴に幸せになってほしかったんだよ。
そして…自分も辛かったんだと思うの。
俺は愛されない人間かもしれないって そう言ってた。」
輝紗貴の目から涙が溢れだす。
「私ったら…光になんて
ひどいことしてしまってたの…。
何も気づいてなかった……。ごめんね光…。」
光が私から 離れた理由は 淳くんのこと?」
「輝紗貴は残酷なくらい鈍感だからって言ってた。
先輩の話をする輝紗貴に やきもちを焼くくらいだったって。
輝紗貴は 先輩を愛してるって。」
「だって従兄のお兄ちゃんだもん。
おじさまにもおばさまにも 娘みたいに
可愛がってもらって…それなのに…恋人になってなんて
そんなこと思ったら罰が当たるわ。
そう 淳くんはいつも私を支えてくれた。
泣けば泣きやむまで頭を撫ぜてくれた。
一緒にいてって言ったら朝まで トランプしてくれて…
だけど 従兄だもん…。」
「光はそんな気持ちに感づいて 辛かったって言ってた。
好きな子には 自分よりもっと好きな人がいる。
それが友人だったりしたら
それはとっても辛いよね。
輝紗貴が大好きだったから 幸せになってほしかったから
その役目が自分じゃないから
姿を消したんだと思う。
光ってそういうヤツだもん。」
「私はずっと光に会いたかった。
会って どうして急に嫌いになったのかを
知りたかった……。」
「嫌いになったんじゃないよ。
輝紗貴に幸せになってほしかったんだよ。
そして…自分も辛かったんだと思うの。
俺は愛されない人間かもしれないって そう言ってた。」
輝紗貴の目から涙が溢れだす。
「私ったら…光になんて
ひどいことしてしまってたの…。
何も気づいてなかった……。ごめんね光…。」