家族☆ごっこ★
大野さんが帰ったら 信之介はまた悪魔になった。

「フガフガ~~~オンギャ~~!!」

「もう~~勘弁してよ。」

さっきからら抱いて寝て 降ろして泣くを繰り返す。


「昨日寝てないんだからね。
今日はアイツが当番だからよかった。」

電話が鳴った。

信之介を抱いたまま受話器をとる。

「琴子 これから帰るから。」

「あ そう だから?」

「腹減った~~~。七時十分になったら作り始めて。」

「なんで私は自分の分しかつくんないよ。」

「一人も二人も同じじゃん。けちけちすんな。
よろしくな~~。」

電話は切れた。

こっちはそれどころじゃないんだって。
信之介はうるさいし・・・・


何で私がこんなことすんの。

ムカつくけど・・・・仕方ない・・・・
とりあえず言われた時間から作り始める。

下ごしらえしてくれてるから
別に混ぜればいいだけだけど…

信之介が絶叫しはじめる。
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