【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
迷いながら、なんとか山まで到着。

『数回しかきたことないから、ごめんね…』

「アヤ…きたことあるんだ。意外な感じ。
 こういう世界に無縁な感じだから・・・」

『だよね…私自身もびっくりだよ』

「でも…なんか周りに立っている人たち私たちをみてない?」


山を登り始めると周りに立っている人たちがみている気がする…

この感じはこの前潤の車で来た時と同じだ。


ちょっと後悔してきたけど、とりあえず山を登って駐車場へと向かう。


相変わらず車と人の多さにびっくり。


少し離れたところに車をとめたんだけど、車の周りに人が寄ってきた。


「ねえ・・アヤ。なんで人が寄ってくるの?」

『そう思う…きっとこの車が呼んでるのかも…』


兄のサブカーだったこの車。

車を見て、よって来ているとすぐに分かった…
< 112 / 166 >

この作品をシェア

pagetop