【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
車の中で、どんな話をされているのか少し楽しみな気がするけど…

今は潤の機嫌をとっておかないと…


一時間くらいたった時だった。なぜか兄がやってきた。
それも誰かの車に乗せてもらって。

「おい。潤!!なんなんだよー」

「おー。早かったな。わりぃーけど、これ乗って帰って。」

潤が指を指しているのは私の車

「はぁー?なんでこいつがここに?」

「それはなぁー…彩音が乗ってきたんだよ。
 まったく世話がやける。
 帰りは俺が連れて帰るから、恭哉頼むわ。」

それを聞いた兄はもちろん、あきれ顔

『ちょっと…待ってよ。私一人で来たわけじゃないよ。
 マリと一緒に来たんだから。』

「あー。そうだな。でも、あれ…」

潤が指をさした、その先には…
楽しそうに達也と話をしているまりが…

「アヤ…マリなら俺送ってくから、お前は潤さんの車で帰れよ。
 恭哉さんも来てくれたことだし。」

マリと達也の距離が縮んでいる気がする。
何があったんだろうか???

二人は仲良しになってる。

私は、マリに「今度ゆっくり聞くから」と伝えた。

マリはうれしそうに「うん」と答えた…
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