【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
今日、潤がここに来たのは、後輩に頼まれて、車の調整をするためらしい。

潤は後輩に呼ばれ、しぶしぶそちらへ向かった。

「恭哉。彩音頼むぞ。」

そんなセリフを残して…


「まったく、潤は…お前、潤をあんなにしてすげぇーな。
 あの潤だぞ。潤が女を大切にするなんて…かんがえらんねぇーや。」

『お兄ちゃん。潤って昔はどんなだったの?
 私の心配ばっかりして、疲れないのかな…』

「まぁーな。いくらかわいい妹でもここまではできねぇーな。
 まあ…由香のためならするかもしれねぇーけどな。

 あいつも、本気で惚れたんだろ、お前に…
 お前もよそみてないで、潤だけみてやれよ。

 昔の潤より今の潤だろ。なっ…」


この会話から、二人のやりたい放題が目に浮かぶ…

でも、兄も由香ちゃんを大切にしているのが分かるから、うれしいけど。


『ところで、由香ちゃんは大丈夫なの?』

「大丈夫なわけねぇーじゃん。
 由香に言ったら、車ばっかりだってキレられたよ。
 そのうち、車と私どっちが大事?って聞いてきそうで怖い…」

私も言いそうなセリフだ。
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