【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
さらに一時間もすると、潤は帰ってきた。

「彩音…大丈夫だった? 
 何もなかった?」


「おい潤。俺が一緒にいんだぞ。なんかあるわけねぇーじゃん。
 これでも、こいつの兄貴なんだけど…」


「恭哉じゃちょっと心配だな。女が声かけてきたら、
 ホイホイついて行きそうだからな…」


「これでも、俺嫁がいんだぞ。ついて行くか!!」


その言葉に、周りはさらにびっくり…

”恭哉さんって結婚してたの?”
”ウソー・・・でも恭哉さんの傍に入れるなら愛人でもいいなぁー”
”潤さんはまだ彼女だから、大丈夫じゃない…”


おいおい。なぜそこで潤が出てくるのかしら?

山は怖いところだとよくわかった…女の的だわ…

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