【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
土曜日…

潤は見慣れない車に乗り、スーツで私の実家にやってきた。


車はベンツと分かる車なんだけど…
なぜか運転手は潤じゃない、運転手さんだ。

そして、潤の隣には・・・・

 ”お父様??”


「急に私も来てしまってすまないねぇー。
 潤が一緒に来てほしいというんだよ。
 少しでも早く話を進めたいと言うもんだから・・・
 わるいねぇー。こんなバカ息子で。」


「バカで結構だよ。
 俺は彩音と一緒にいられるんなら、なんでもいいんだよ…」


そんなこと言われて、私が普通でいられるわけがない…


「アヤちゃん、かわいいね。
 まあ、バカ息子だけど、アヤちゃんのことは本気だから、
 それだけは信じてやって。/ さっ。ご挨拶。」


お父様はあの大会社の社長さんのはずなんだけど、
社長に見えなくて…その辺ににいる気さくなおじさまって感じ。



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