【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
急きょ現れた潤のお父様…

その出現に驚くこともなく話をしている私の両親。

その横で、小さく見える兄。


この構図はなかなか面白い。


私たちのことは両親も納得してくれたけど…

父は潤に向かって…

「前に彩音にも言ったんだが、潤くん自分に自信を持った方がいい。
 車が好きで、車屋になった…とてもすごいことをしているんだよ。

 この世の中で、好きな事を仕事にできる人間がどれだけいると思う?
 それだけ、君はいい仕事をしているということだ。

 娘とは釣り合わないと言ったそうだね。
 それは君がじゃなくて、娘が…ってことだ。

 娘が変わればいいことだ。嫁に行くとはそういうことだよ。

 ただし、この子は私たちの大切な娘だから・・・
 取扱には注意してくださいよ…」



「はい・・・もちろんです。大切にします。」


潤の言葉は私の両親のみならず、潤のお父様の心にも響いたようだ。



私たちのことは結構あっさり?と決まった。

でも…私の中には何かが・・・・・・
< 130 / 166 >

この作品をシェア

pagetop