【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
私は、お兄ちゃんの奥さんで私の友達の由香ちゃんと今一緒にいる。

実は相談があったから・・・


『由香ちゃん・・・お兄ちゃんと結婚するって決めたときの理由は?』

「どうしたの?急に・・・」

『うん・・・ちょっとね。』

「そうだなぁー。恭哉のことずっと好きだったじゃん、私。
 それで、恭哉と付き合うようになって・・・
 実は、それでも恭哉は他の女性と関係があったのよ…
 体だけの関係だけどね。

 私もすっごく悩んだんだ、こんなこと彩音に相談できないでしょ。
 私が好きで、付き合ったんだから、我慢しなきゃって思ってたんだけど、さすがに、私もキレちゃって・・・
 私、一回別れるって言ったのよ。
 そしたら、恭哉びっくりした顔しちゃって・・・フフフ
 
 もう、他の女抱かないから・・・俺の傍で笑ってろって。

 それからかな・・・恭哉が友達に会わせてくれたりしたの・・・
 友達とかに紹介されると、本当の彼女になったって感じるでしょ。

 それで、もっと一緒にいたいと思ったし、一緒に暮らしたいと思ったの。
 恭哉からプロポーズをされた時は舞い上がる気持ちだった」


そっか・・・職場の人とか、友達とかに紹介してもらいたいと思うのは、普通なんだ。よかった・・・

『そうなんだ・・・なんかいろんなこと考えちぇって・・・』

「うーん。そうだね。確かに恭哉もそうだけど、潤さんももてるだろうしね。心配だよね。
 でもね、我慢しちゃだめだと思うの。夫婦になりたいなら、不安なことちゃんと言った方がいいよ。それでだめになるなら、未来ないよ。」


由香ちゃんが言っていることは正しいと思う。絶対に・・・
でも、潤にそんなわがまま言ってもいいのかな??

こんなに遠慮してたら、きっと夫婦にななれないよね。

潤にちゃんと言いたい・・・
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