【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
電話はワンコールででた・・・

もしかして、待っていたのかしら???


『潤・・・今帰ってきたよ』

「お帰り。彩音の声聞いたら安心した・・・」

『もう・・・潤ったら。今何してた?』

「彩音の事考えてた・・・
 あのさっ。頼みがあんだけど・・・・
 今度の休みに俺の職場に来てくんねぇーか?
 もちろん嫌ならいいんだ。

 俺と結婚するからって、彩音に俺の仕事手伝ってもらおうとか思ってないから・・・彩音が仕事好きなの知ってるし、続けていいんだけど…

 俺・・・職場の奴らにお前を見せたいんだ。

 彩音が俺の女だって・・・」


『潤・・・それほんと??』

「あー。でもいやだよな。男どもばっかりのとこなんて・・・
 わりぃー・・・忘れて。」


『うれしいよ、わたし。潤の中にやっと入れるから・・・』


「彩音??なんで泣いてんだよ。なんかあったのか?
 今からそっち行くから・・・」


潤は私にいつもと違うところがあるとすぐに駆けつけてくれる。

潤のやさしさは私は大好き・・・・
< 139 / 166 >

この作品をシェア

pagetop