【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
潤の車で、職場である車屋さんへ向かった。

潤はここの社長さん 兼 整備士をしているとのこと。

走りやとしての潤にもオーナーとしての潤にも憧れる男の子が多くて、

お店は大繁盛しているらしい。


潤のお店でチューンをしてもらったり、教えてもらって自分でチューンしたり・・・みんな潤をこの世界ではすごい人扱いのようだ。

確かに、山での潤は圧倒的なオーラをはなっていたから・・・



車は、職場のオーナー専用スペースへ滑り込む・・・


潤は車から降りると、助手席をあけてくれた。

私の心はドキドキ・・・


「社長・・・どうしたんですか?この車でここに来るなんて珍しいですね」


「ああ・・・ちょっとなぁー・・・」


潤は照れ臭そうに頭をかいていた・・・


「あっ・・・そういうことっすか。はじめまして、社長の彼女さんですよね」


「勝手に人の女に話しかけんなよ!!」


「いいじゃないですか、それくらい。まったく話に聞いていた通りですね」


話ってなんだろう???


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