【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
「この車は全部潤の車。
 乗ったことある??」

『ないです。前に一度だけ、山に行った時に乗りましたが・・・』

「そっか・・・潤は女をナビに乗せるの嫌がるんだよ…
 女を乗せるのはベンツだけにしてるみてぇーだよ…」

『そうですか・・・この車だけ・・・』

この車に何人の女性が乗ったんだろう・・・
なんか、ちょっとブルー・・・


「あのさ・・・ちなみにこれ新車だから・・・
 あいつ、始めてだよ、そんなこと気にしたの・・・

 多分、彩音ちゃんと知り合ったばかりの時かな?
 ベンツ乗り替えるっていいだして・・・
 
 もし、彩音ちゃん落とした時、今までの女が乗ってた車だと嫌だろとか言い出して・・・すぐに買い替えたんだよ。

 俺たち、びびったよ。あいつが女にやさしいこと考えたりしてんのに・・・

 たがら、この車しか知らないなら、そういうこと・・」


正直うれしかった・・・潤の事少しずつでもいいから知りたいと思うから。


「あのさ・・・彩音ちゃんが嫌じゃなかったら、メアド教えてくれる?
 潤のことで悩んだりしたら、メールして!!
 潤が悪さしたときは、俺がしばいてやっから・・・」


門田さんのやさしさはありがたいと思った・・・本当にうれしくって・・・

もちろん、メアド交換もしました・・・
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