【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
「あんた…前に俺と一度あっているの覚えてる?」
えっ…私はこの人を一度あっているの??
私の頭の中で???ばかり。
仕事柄、人の顔と名前を覚えるのは結構得な方…
でも、私の頭の中のコンピューターをたたいても、”該当なし”の回答。
こう言うときは謝るのが一番いい。
『すいません。いつお会いしましたでしょうか?』
「まぁ…覚えていなくて当然だよな。
前に山であったんだよ。」
山??って、前に一度だけ連れてってもらったことがある…あの山のこと?
「あんとき、自販機の前で話しかけたら、逃げられたけど…」
そう言われるとなんとなく記憶があるような…ないような…
『ごめんなさい。覚えてなくて…私、あの日初めて連れて行ってもらったので…周りに圧倒されて覚えてないです。ごめんなさい』
「謝ることないよ。話をしたわけではないし…
でも、こんなとこにいないタイプのお嬢さんだと思って覚えてたんだ。
あれから、山にはきていないの?」
『ええ。和人達に連れて行ってもらっただけだから…』
「だからあわなかったんだ。どんな時間に行っても…」
小さな、小さな独り言のような声…
正直聞き取れなかった
『えっ?何ですか?』
えっ…私はこの人を一度あっているの??
私の頭の中で???ばかり。
仕事柄、人の顔と名前を覚えるのは結構得な方…
でも、私の頭の中のコンピューターをたたいても、”該当なし”の回答。
こう言うときは謝るのが一番いい。
『すいません。いつお会いしましたでしょうか?』
「まぁ…覚えていなくて当然だよな。
前に山であったんだよ。」
山??って、前に一度だけ連れてってもらったことがある…あの山のこと?
「あんとき、自販機の前で話しかけたら、逃げられたけど…」
そう言われるとなんとなく記憶があるような…ないような…
『ごめんなさい。覚えてなくて…私、あの日初めて連れて行ってもらったので…周りに圧倒されて覚えてないです。ごめんなさい』
「謝ることないよ。話をしたわけではないし…
でも、こんなとこにいないタイプのお嬢さんだと思って覚えてたんだ。
あれから、山にはきていないの?」
『ええ。和人達に連れて行ってもらっただけだから…』
「だからあわなかったんだ。どんな時間に行っても…」
小さな、小さな独り言のような声…
正直聞き取れなかった
『えっ?何ですか?』