【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
「潤さん…みんなアヤをみるというんですよ。
 俺の彼女かって…」

「まあそうだろうな。和人が女を早く紹介しねえからだろ…」

『和人…彼女いるの?』

「いねえよ。みんな勘違いしてんだよ…まったく。
 多分…愛華と一緒の所を誰かが見てそう言ってんだよ…」

『なんだ。つまんないの…』

「なんだそれ!!」

「んで…このお嬢さんはどしてここにいるの?
 友達の見舞いにしては回数おおくね?」
 
「七瀬くんはうちの院長秘書だよ…
 彼女にとってみれば、ここは職場…いてもおかしくないだろ…」

「ふーん。やっぱりお嬢さんなんだ…」

『あの…そのお嬢さんってやめてもらえませんか?
 私お嬢さんって感じじゃないし…』

「俺らからしたら、きれいな服着て、コツコツヒール鳴らして、昼間働いている人はお嬢さんだよ…」

なんだかよくわからない定義だ…潤さん達って

『みんなして…そんなこと言わないでください…もう…』
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