【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
新しい生活
潤は私を家まで送ると、そのまま仕事へと向かった。

寝てもいないのに大丈夫なのだろうかと心配になった。

私が潤を心配すると、

「こんなのよくあることだから、
 それに…彩音が俺のものになったと思うだけで
 今日はテンション高くなりそう…」

なんて言っていた。

もう…そんなうれしい言葉を素直に言える潤がますます好きになりそう。

こんな短時間に…人って好きになったりするんだって思う…


出会った回数は今日で4回目。

でも、回数や時間じゃないんだって思う。

今までの、私では考えられないけど、やっぱり潤が好き。

潤から言われた言葉を思い出すだけで、胸がキュンとする。

きっと、私…これからもっと好きになる。潤のこと…



ふと時計をみると、もう夕方…

ウソでしょ…潤に送ってもらったのが朝だったのに…

私、どんだけ妄想の中にいたのかしら…

明日の仕事準備もしなくちゃいけないのに!!


とりあえず、クリーニングを取りに行くことに…
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