【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
「なあ…彩音。今日は自炊の予定?」

『うん。その予定だけど…潤、ご飯は?』

「まだ…彩音と一緒に食べようと思ってきたんだけど…」

『今日…ハンバーグだけど、よかったら、潤も食べる?』

「ほんとにいいの?俺の分ある?」

『多めに作って冷凍しておこうと思っていたから、大丈夫だよ』


そういうと、潤は本当にうれしそうな顔をした。


ハンバーグ・ご飯・野菜スープ…今日はこんなメニュー。


『潤…できたよ。食べよ。』

潤は、子供みたいなきらきらした目を向けていた。

「彩音…すげぇーうまそう。」

『おいしいかわかんないけど、食べて。。。』

・・・・・

「うまかった。彩音ありがとう、
 また、作ってくれる?」

『こんなでよかったら、いつでもどうぞ。。。』


「そんなこと言ったら毎日きちまうじゃんか。

 それより…
 買い物行くときは俺誘えよ。
 荷物重いだろ。それに、かさばるもんだってあるだろうし・・・」


『ありがとう…それって本当に助かる。
 今日、実はボックスティッシュ買いたかったんだけど、
 持ち切れないから、やめたんだ…』


「まったく…そんときは電話してこいよ。
 俺がいければ行くから…なっ。」


こんな潤のなんでもないような言い方…

すごく優しい…
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