【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
私は職場を後にすると、

駐車場へ向かった…

潤が車を止めて待っていてくれるはずだから…


私は周りが見えていなかった…

潤の車を見つけると、私は足を速めた…

その時、誰かが、私の腕を強く引く力を感じた。


何が起きたのか分からなかった…

今の状態は誰かに抱きしめられるような感じ…

その誰かをみるために顔を上げると…

そこには高木先生がいた…

びっくりしていると、高木先生は私の唇にキスをしてきた…


何が起きたのか分からなかった…

私は急いで、高木先生を突き放した…


『何するんですか!!冗談にも度が過ぎます』

「冗談じゃないよ…俺がほしいと思ったんだから、俺のものにするまでだ」

『何を勝手なことを…』

「今まで俺はそうしてきた。ほしいものは力づくでもな…
 他の男がいても構わないよ。
 近いうちに、アヤは俺の女になるんだから…」

『いい加減にしてください。院長に言いますよ。いいんですか?』

「別にかまわないよ。でも本当にそんなことが言えるの?
 アヤは恥ずかしくて、そんなこと言えないでしょ…」

『・・・・・』


その光景を見ていた潤は、車から降りてきた…






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