【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
「彩音大丈夫か?
 キサマ…彩音に何をしたんだ。」

「あんたが、アヤの男?なんだ楽勝だな…」

「どういう意味だ。それは…」

「あんたが大した男じゃないと言ってんだよ。
 俺と張り合うだけのな…」

「キサマこそ何いってんだ。俺の女に手出すな。」

「まっ…俺の女といつまで言ってられるかな?
 近いうちにあやは俺の女になる…
 お前のような奴の女にしておくのはもったいないからな…
 女なんて、所詮そんもんだ。俺の方が、いい思いができるだろうよ」

『いい加減にしてよ。私はものじゃないわ。
 私は、彼の彼女なの…いい加減にして。』

「彩音…大丈夫だよ。俺は何言われても…
 でも、彩音を侮辱する奴は許せねぇー…」

「はいはい…仲良しごっこしててよ。
 じゃあ・・また明日ね。あや。」

そういうと高木先生は病院へと入って行った・・・


私は、潤を抑えるのに精いっぱいだった…



< 94 / 166 >

この作品をシェア

pagetop