【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
私が幸せになるのがいけないことなの?

どうして…なんで・・・私の中で渦巻いていく…


「彩音…とりあえず車乗って…」

車に乗ると、潤は駐車場を後にした…


私たちは潤のマンションにいった。

そして、高木先生のことをはなした。


潤は驚いていたが、少し悲しげな表情をうかべていた・・・


「彩音…あいつの言うことムカつくけど…
 お前にはあいつみたいなやつのほうがいいのかもしれないな。
 俺みたいな奴じゃなくて…」

『なんで?なんでそうなるのよ。私が潤がいいって言ってんのよ。
 私は潤の彼女じゃないの?
 私じゃ潤の彼女には役不足なの?ねえ…潤答えてよ。』

「そんなことあるわけねえだろ。
 彩音は俺にはもったいないくらいの女だよ。

 だから、俺なんかじゃ…」


『そんなことばっかいう潤なんか大っきらい!!』


私は、潤のマンションから出てしまった…

なんでそんなことを言うんだろう…
どうして…

私はどうしたらいいのか分からなくなってしまった…

好きなだけじゃいけないの?
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