【完】あなたの傍で・・・何色に染まりますか
「アヤは潤さんのこと好きなんだろ…

 潤さんだって、あやが好きでたまんねーんだと思うよ。

 潤さんの今までを知ってる俺らからしたら、

 アヤのかわいがり方異常なほどだから…

 大事にしすぎているってことだ。

 潤さん、マジで惚れたんだな。天然のアヤに…

 アヤも素直になれよ。本気で好きなんだろ…」


『うん。潤がいないとだめなの。

 苦しいの…つらいの…

 潤がいないと私生きていけない…

 どうしたらいいの・・・


「まっ…二人がしっかりしてりゃ問題ないだろ。

 それにいざとなれば、潤さんも裏の手を使うだろうし・・・」

『裏の手??』

「あっあー…あやは知らないもんな。知らないくていいこともあんだよ」

そう言って、話を終えた…

なんだろう…


私は、潤のことを知らなすぎたのだ。

普通に考えればおかしいことがいっぱいあったのに…

いくら成功しているからと言って、あんな豪華なマンションに住んでいて、

お店を二店舗も経営しているなんて…


その時の私には知る由もなかった・・・


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