ありきたりな"恋"
「入学生はこちらで手続きをしてくださーい!」
体育系の先生の指示を聞いて
指定の場所へと向かった。
向かった先には若い先生が。
順番を待ち自分の番がきた。
「おはようございます。
受験番号をお願いします。」
「あ、は……い…。」
その先生は若くてかっこよかった。
ついぽーっと見とれていたら
お母さんに叱られた。
「あ、はいすいません。135番です。」
「135番、栗原佳寿美さんですね。
入学おめでとうございます。」
ニコっと笑った先生にまた見とれてしまった。
イケメン先生を後にして
他の先生に教室へと案内された。
廊下に席順があり確認した。
私の席は……げ、真ん中の前から2列目。
先生のまん前じゃん…。
最悪だー。
憂うつな気分で自分の席へと向かった。